チャーリー・バートレットの男子トイレ相談室

CHARLIE BARTLETT 2008年:アメリカ
charliebartlett 

お気づきとは思いますがダウニーJr祭りです。
これ、実は丁度1年くらい前の退院後一発目にみた映画なんで記憶をさぐりさぐり書いてます。そうまでして書きたいのか自分…。
でもね酷いんですよ!公開ラス日になんとか地元のシネコンに滑り込んだら、客がワタシ1人!こんなの初めてで動揺しました。だって怖いじゃん! 平日の変な時間だったとはいえ、一応東京の隣の政令指令都市なんですけど。
実際は映画が始まったらすぐ慣れて、お行儀悪いカッコで1人映画館を堪能しました。

お金持ちの家の成績優秀なひとり息子チャーリー(アントン・イェルチン)。問題を起こしては私立校を次々放校になり、ついに公立へ通う事になる。
初っ端はいじめられるも、彼は男子トイレで人生相談を始め精神科で手に入れた薬を売りさばいて大人気に…。
監督は「40歳の童貞男」のプロデューサー、ジョン・ポール。 

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チャーリーは大きな家で身体の弱い母と2人暮らし。父親のことは終盤に明らかになるんだけど、こういった気を使う家で育つと変に早く大人になりすぎたりするんだよな…と思って切なかったです。彼の「人気者になりたい」っていう夢と何でも調子良くこなすずる賢さとのバランスがすごく危うい。あの口の上手さが痛快というよりもなんか悲しいんだよね。
そういや男子トイレ相談室って”Rock’n’ Roll High School”でも出てくるけど、あのシステムいいんじゃないだろうか。ホントにやったらいいのにって思う。

が、当然チャーリーは問題児として学校でもマークされるわけで、そこでアル中の校長役ロバート・ダウニー・Jrがすっごくいい味だしてた!
彼は娘(カット・デニングス)との関係も上手く行ってない上アルコール依存症、しかもその娘とチャーリーが付き合ってるだとー!?お父さんはゆるさーん!!!と、公私混同する切ないパパ。
ホントにアル中の校長が似合ってて…彼のハマりっぷりには感動した。

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結局チャーリーはフェリス・ビューラーにはなれなかったけど、校長や初めてできた彼女との関係を通して父親と向かい合おうとする。

これ最初はテンポよく話が進むのだけど、学校と本格的に揉めるあたりからグダグダになっちゃうのがすっごくもったいない。面白い話なのになー。
アントンくんのルックスも役にばっちりはまっててかわいかったです。
そしてワタシはコレ見終ってすぐ見逃していたアイアンマンをレンタルして、一層ダウニーJrにやられたのであった。(つづく)

Posted: 4月 3rd, 2010 under 映画&ドラマ.
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