ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える
The Hangover Part II:2011年 アメリカ
スチュの挙式が花嫁の母国タイで行われる事になり、前回ラスベガスでやらかした連中が集合。今回はなにも起こらないように用心深く過ごす彼らであったが、やはり翌日見知らぬホテルで目を覚ます。部屋にはサルが、スチュは顔にタトゥーが、アランはボウズに、そして花嫁の弟は行方不明。結婚式は明日。さあどうする!?監督はトッド・フィリップス。
一発目のヒットのおかげで我が地元でも無事に公開!めでたい!
前回は暑い中遥々有楽町までいったんだよ…。お客さんいっぱいの中でワイワイ観られたのは楽しかったけどね。
前作は「想像より下品じゃなかったなー」という印象だったもんで油断してたら今回すごかったわ。続編ってここまでやらないとダメなの?酷くね??でもまあ面白かったです。
しかし。今回はギリギリなのが多くて、わざとやってんのはわかってるんだけど、そこ突っ込んだら負け!みたいな勢いに思いっきり流されてる自分も感じちゃって引っかかる部分あり。特にタイのみなさん、どうなんでしょうか…。そしてかわいいお猿さんも心配…ちっちゃいのに吸い過ぎ…。
今回もみんな大好きケン・チョンは大暴れ!わたし動きの面白い人に弱いんで完全にツボ。ご本人は非常に知的な紳士ってとこも萌えざるを得ない。
彼もそうですが前作を踏まえたネタが多かったので、いきなりこれをみると面白さ半減がしそうです。
アランの部屋にビリー・ジョエルのGlass Houseのポスターが張ってあったり(中盤にスチュが弾アレンタウンの替え歌を歌う)、スチュがジャーニーのTシャツ着てたり、こういう音楽系の小ネタって前作にはなかったような。「ロック黒T着てる中年はダメ人間」演出って完全に定番なんですね。
で、ずっと気になってる事があって、この映画に限らず結婚式のバンドが80’sを演奏するのをときどき見かけるのですがよくあることなんでしょうか?列席者の年齢を配慮してるの?単に制作サイドの年齢?俺たちステップブラザースでもそうだったし(80年代限定のビリー・ジョエルのカバーバンドが出てくる)。
でもラストにMT氏が壮絶な音痴で歌うマリー・ヘッドのone night in bangkokはあまりにもジャストな選曲で感動した…(実はかなり好きな曲)。
義理の弟が記憶ないのに重圧から開放された風だったり、花嫁のパパが急にスチュを受け入れるのもまったくわからないけど「これぞ男の世界(異論は認めない)」っつーことで貫かれてるので、女置いてけぼりだろうがもうどうしようもないですよね!わたしの基本姿勢「男に理解を示しすぎるべからず」を再確認したりもしました。
そういう意味でもとても気になる「Bridesmaids」。公開が待たれます。
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Edited: 7月 30th, 2011