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アベンジャーズ:The Avengers

The Avengers:2012年 アメリカ
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ここ数ヶ月映画も見れず本もろくに読めずの日々でしたが、なんとかアベンジャーズは!アベンジャーズだけは…!!! と言う訳で行ってまいりました。愛の力ってすごいですね(棒)。

おなじみのマーベルコミックのヒーロー達、アイアンマン(RDJ)、ハルク(マーク・ラファロ)、キャプテン・アメリカ(クリス・エバンス)、マイティ・ソー(クリス・ヘムズワース)、ブラックウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)、ホークアイ(ジェレミー・レナー)がサミュエル・L. ジャクソン演じるニック・フューリー長官によって集められ、地球を侵略しようとするロキ(トム・ヒドルストン)と戦います。監督はジョス・ウィードン。

非常にバカっぽいストーリー説明ですけどほんとにこうなんでね…。敵のロキもアホの子っぽいし。観ながら最初から最後までニヤニヤしっぱなしでしたよ。要はものすごく楽しめました!
各キャラの登場シーンはちゃんと背景が分かるように配慮されているので、全部観ていなくてもオッケーです(細かいとこは”?”となるとは思う)。わたし自身、キャプテン・アメリカもソーも未見なのですよ。でも大丈夫でしたねー。それぞれの見所も均等にあったんじゃないでしょうか。

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まったく情報をいれないまま観に行ったので、ジェレミー・レナーのホークアイがあんなにカッコイイとは思わなかったです!なにあれ!弓のギミックもカッコ良いし、ストーリー的に一粒で二度おいしいキャラ展開!
ブラックウウィドウとのバトルとかあんなの萌えずにいられようか…。

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社長はいつもの通り。一見失礼な態度を取りつつちゃんと相手をみていて、その先を考えてる社長。ポッツちゃんに犬のようにあしらわれている社長。ジャンクフード大好きっ子だけど一応健康にも気を使っている社長。登場シーンに自分でAC/DCを流しちゃう社長。今回はBlack SabbathのTシャツを着てました。満足満足。

今回の敵、ロキはソーの義弟なわけですが、この身近な人間関係が戦争の発端ってパターンは結構あるんじゃないでしょうか。というかそんなんばっかか…。宇宙戦争まで行かないまでも個人的な感情から生まれる犯罪や差別など規模を変えれば身近にもあるわけで、やっぱり世界の平和は身近な関係からですよ。
カジュアルに他国への嫌悪を口にする人が多い最近の風潮が悲しくてそんなことを考えてしまった。
しかしロキってば見た目の問題なのか、妙に笑える変な敵だったなー。常に出オチっていうか。

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で、上の画像はバナーを送っていく社長。社長の愛車はアウディR8だったのにあれ?これどこの車?となったので調べてみました。
こちらはホンダが北米、カナダで展開している高級ブランド、Acura(アキュラ)。Acura NSXがアベンジャーズの公用車、ということになっている為、トニーも乗り変えることになったらしいです。うーん大人の事情。
この車は映画用としてNSXロードスターをベースに改造したそうで動画もアップされています。

設定スペックを見ると「パラジウムパワー 80,000 TOHC 32バルブエンジン」ってあるんだけど…。
さらにステアリングは手のひら認証、無人偵察自動起爆、フロントガラスはナイトヴィジョン・ヘッドアップディスプレイ、ハイパースピード9速、弾丸&防異質元素プルーフボディ、等てんこ盛りでお値$9,198,000.00ですって。(¥に変換するのがめんどくさいのでしません)
アイアンマン3ではこれに乗ったアクションシーンとかあるんでしょうかねー。気になりますねー。

Loki

最後にほんとはいい人ロキちゃんをどうぞ。かわいい。

Edited: 9月 15th, 2012

Harry Shum Jr. !!!

長谷川町蔵さん山崎まどかさんのツイートにより、ハリー・シャムJr(Gleeのマイク・チャンね!)のGQファッションページ&Videoの存在を知りました。これはーーーーーっ!!!

こちらがそのファッションページ。
>> Wear It Now : Keep Your Cool This Winter: A 12-Step Plan

インタビューページへ行くと彼が非常にシャイというイメージ通りのフレーズが!
シャイ最高(白目)。控えめなウィンクもいい…バタリ。
どきどきしてタイプミス多発です。

他のGleeキャストのPhotoはこちら!
>> Glee-ful: A GQ Gallery

Edited: 10月 27th, 2011

アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!

The Other Guys:2010年 アメリカ
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俺たちシリーズと聞いたら観ない訳にはいかず。というか「フィギュアスケーター」以降はウィル・フェレルさえ出てればすぐ「俺たち化」しちゃうんで何とも言えないんですけど、今のとこ「ダンクシューター」以外はみてます(それも手元にある)。しかし監督が「俺たちニュースキャスター」「俺たちステップブラザース」のアダム・マッケイなので期待しましたよ。この2本かなり好き!

NY市警で地味な仕事に回されイライラしているテリー(マーク・ウォルバーグ)。彼は事務仕事をおとなしくこなすアレン(ウィル・フェレル)を相棒に持ち、さらにイライラを募らせている。自分の地位回復の為、派手な事件を派手に解決する花形刑事(サミュエル・L・ジャクソン&ドウェイン・ジョンソン)の後に続こうとするがいつも空回りしてしまうのだった。
諦めた頃にアレンが大きな不正事件を嗅ぎ付け、もう一度2人で捜査し始めるのだが…。

ストーリーは刑事2人が反発し合いながら徐々に打ち解けて行くバディものでもあり、アメリカのシャレにならないアンフェアな経済状況を皮肉った映画でした。
冒頭からいきなり大袈裟なアクションで始まって、もう書いちゃいますけどその花形刑事があっさり自ら殉職しちゃうんですよ。最初意味がわからなくて、でも物語が進むにつれて「あーそういうことか」と。
彼らの存在は「非常識なことも許される」立場と、手に負えない状態になったらさくっと消えるという、一部の特権階級にみられる無責任さの象徴なんだと。
で、主人公のテリー&アレンのような人達、原題通りの”The Other Guys”が地道に世の中を支え続けているってことなんですね。エンドロールではアメリカの深刻な経済格差をグラフと数字で延々と表示しつづけます。
先日からウォール街で始まったデモが全米に広がっているという報道をみると、まさにあの通りなんだなあ…と思い出さずにはいられないです。デモの「We are 99%」っていうスローガンが切ないわー。でもこれ他人事じゃないですよね。暴かれる不正の裏側とか実際かなり「あるある」なんだと思う。
といってもコメディなんで、フェレルの放つしょーもないギャグにニヤニヤしながら鑑賞。彼が銀縁眼鏡で真面目キャラを演じてる絵面がすでにおかしい。ずるい。
マーク・ウォルバーグの警官姿に萌えたのは内緒だ。

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脇もよかったです。マイケル・キートン演じる上司の板挟みぷりもリアルでした…。
逆にリアリティが薄いアレンの美人妻役のエヴァ・メンデスもいい!アレンの家でのリア充ぶりにテリー混乱!
書きながら思い出したのが、職場でもうひとりバカにされてる人がいて、彼も実はそのことを理解しながらもボケたふりで職場に適応しているというシーン。
経済格差だけじゃなく、まるでハイスクールのようなえげつない職場内格差が一緒に描かれているのが印象的でした。ここんとここの手の演出ばっかりみてる気がするけど、アメリカのマッチョ問題がこれからどこへ向かうのかとても気になります。

>> アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!Offcial Site

Edited: 10月 10th, 2011

ツリー・オブ・ライフ

The Tree of Life:2011年 アメリカ
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カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作品、監督はテレンス・マリック。

この映画を友人に「どうだった?」と聞かれると、
「これを敢えて映画館で観るのはありな気がする」
と答えて困らせています。乱暴に言うと、宇宙規模で語られる家族単位の話。
130分越えで宇宙ドーン!土星バーン!火山ドカーン!という生命の起源映像の合間に時系列バラバラで挿入されるファミリー劇場でした。このポスターやCMを信用して観に来た人はポカーン状態必至。
かといって「最悪!」とも言えない不思議な映画。そして映像がとにかくきれいでちょっと怖いくらいです。
でも階段やドアや古代生物など、ちょくちょくアピールしてくる象徴が個人的にややうっとうしかった。キリスト教文化に馴染みが薄いとピンと来なそうな演出も多いです。
ホームドラマパートは、古いアメリカの価値観で強い父親像を目指してがんばるブラット・ピットが息子達をスパルタで育てているが息子は反発、ジェシカ・チャステイン演じる優しい母との間で思い悩む。そして父自身の挫折がたぶんアメリカの挫折とダブるような見せ方をしています。
ファザコン&長男コンプレックスを抱えた息子が成長するとショーン・ペンになって、高いビルのオフィスで淡々と仕事をしてるシーンはやたら無機質な演出。彼の様子からなんとなく現在の状況を把握するものの、彼もまたイメージ映像の世界へ突入してしまうのでした。
でも日常生活の中や家族の中での男の子の目線など、ふつうに面白い部分も多いんですよ。大袈裟な割にはテーマも普通なんですよね。
が、トータルでみるとかなりどうかしてます。良くも悪くも。
それと「赤毛にはピンクがよく似合う」を再確認。

ちょっと話がずれますが惑星の映像が出て来た時に、
「あれ?こういう宇宙の営みに日常生活の営みを同時に見るのって占星術やってる人には割と当たり前なのでは」
と感じました。惑星の運行っていう超マクロな現象を日常に変換する技術なので。

Edited: 9月 19th, 2011

モールス

Let Me In:2010年 アメリカ
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郊外の団地に母親と2人で暮らす12歳のいじめられっこオーウェン。彼は冬のある日、となりの部屋に1人の少女アビーと父親と思われる男性が越してくるのを見る。中庭のジャングルジムでアビーとオーウェンは知り合い、アビーに惹かれていったオーウェンは壁を通してモールス信号で秘密のやりとりをするようになる。
彼らは世界から隔絶された2人だけの絆を強めていくのだが、街では奇妙な猟奇殺人が起きていた。
アビーにクロエ・グレース・モレッツ、オーウェンにコディ・スミット=マクフィー。監督はマット・リーヴス。

オリジナル「ぼくのエリ 200歳の少女」の存在は知ってはいましたが(未見)、ほぼ前情報無しに観に行って
「ひゃああああこれホラーだったの…!?」
とビビる始末。そしてとても悲しいストーリーでした。
吸血鬼ものに普段からあまり魅力を感じないもんで「インタビュー・ウィズ・バンパイア」くらいしかみた事がないんですよね。
そしてこの映画も設定が80年代初期(正確には83年)。TVでレーガン大統領の演説「悪の帝国」が流れ、ドラッグストアの店員はボーイ・ジョージのコスプレ、手にはルービックキューブ。
パンフレットには、映画冒頭で流れるレーガンの「アメリカこそ正義!」な演説に意味があり、今の「どうしてこうなった」的なアメリカを自虐的に描いている、というような事が書かれていました。
先日「アザー・ガイズ〜俺たち踊るハイパー刑事」をみたんですけど、意外な事にこっちもマッチョ批判の話でした。本当にこういう時代なんだなあ…としみじみしてしまいます。

オーウェンが世界にひとりぼっちだと思っても当然だと思えるヘビーないじめと離婚協議中という気を使う家庭環境。そこへひとりぼっち感バリバリのアビーが現れて仲良くなってしまったら…しかも自分を守ってくれたりしたら…。
やっぱり絶望的な今の世界を捨ててバンパイアの彼女を選んでしまう気がする。
アビーもオーウェンを喜ばせる為に食べられないものを食べてみちゃったり、許可がないと入れない部屋にはいってみて死にかけたりと(バンパイアが部屋に入るには許可が必要)、かなり無理してがんばってるのも切ない。
アビーと一緒にいた男性は後半で父親ではないと分かるのだけど、彼はアビーを守るためだけに生きてきて、いつでも自害できる用意をして出かけて行く人生だった。最後は自分自身までも与える彼。それはもしかしたらオーウェンの未来かもしれないんだよね…。

アビーがバンパイアだと知ったオーウェンが父親に電話をして、
「この世に悪は存在するの?」
と泣きながら尋ねるのはキリスト教的だなあと思いました。西洋ではバンパイア=悪なんですよね。
原題の”Let Me In”を考えると重い。
オリジナルや原作も気になっているのですが、個人的に虐待系の描写があるとみれない&読めないので困っています。うーんどうしたものか。
それと、やっぱり”TIME”はいい曲!カルチャー・クラブで一番好きです。

>> モールス Official Site

Edited: 9月 7th, 2011

ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える

The Hangover Part II:2011年 アメリカ
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スチュの挙式が花嫁の母国タイで行われる事になり、前回ラスベガスでやらかした連中が集合。今回はなにも起こらないように用心深く過ごす彼らであったが、やはり翌日見知らぬホテルで目を覚ます。部屋にはサルが、スチュは顔にタトゥーが、アランはボウズに、そして花嫁の弟は行方不明。結婚式は明日。さあどうする!?監督はトッド・フィリップス。

一発目のヒットのおかげで我が地元でも無事に公開!めでたい!
前回は暑い中遥々有楽町までいったんだよ…。お客さんいっぱいの中でワイワイ観られたのは楽しかったけどね。
前作は「想像より下品じゃなかったなー」という印象だったもんで油断してたら今回すごかったわ。続編ってここまでやらないとダメなの?酷くね??でもまあ面白かったです。
しかし。今回はギリギリなのが多くて、わざとやってんのはわかってるんだけど、そこ突っ込んだら負け!みたいな勢いに思いっきり流されてる自分も感じちゃって引っかかる部分あり。特にタイのみなさん、どうなんでしょうか…。そしてかわいいお猿さんも心配…ちっちゃいのに吸い過ぎ…。

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今回もみんな大好きケン・チョンは大暴れ!わたし動きの面白い人に弱いんで完全にツボ。ご本人は非常に知的な紳士ってとこも萌えざるを得ない。
彼もそうですが前作を踏まえたネタが多かったので、いきなりこれをみると面白さ半減がしそうです。

アランの部屋にビリー・ジョエルのGlass Houseのポスターが張ってあったり(中盤にスチュが弾アレンタウンの替え歌を歌う)、スチュがジャーニーのTシャツ着てたり、こういう音楽系の小ネタって前作にはなかったような。「ロック黒T着てる中年はダメ人間」演出って完全に定番なんですね。
で、ずっと気になってる事があって、この映画に限らず結婚式のバンドが80’sを演奏するのをときどき見かけるのですがよくあることなんでしょうか?列席者の年齢を配慮してるの?単に制作サイドの年齢?俺たちステップブラザースでもそうだったし(80年代限定のビリー・ジョエルのカバーバンドが出てくる)。
でもラストにMT氏が壮絶な音痴で歌うマリー・ヘッドのone night in bangkokはあまりにもジャストな選曲で感動した…(実はかなり好きな曲)。

義理の弟が記憶ないのに重圧から開放された風だったり、花嫁のパパが急にスチュを受け入れるのもまったくわからないけど「これぞ男の世界(異論は認めない)」っつーことで貫かれてるので、女置いてけぼりだろうがもうどうしようもないですよね!わたしの基本姿勢「男に理解を示しすぎるべからず」を再確認したりもしました。
そういう意味でもとても気になる「Bridesmaids」。公開が待たれます。

>>ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える Official Site

Edited: 7月 30th, 2011

ブラックスワン

Black Swan :2010年 アメリカ
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遅まきながら鑑賞しまてまいりました。ラスト10分あたりで震度4の地震がきてしまいアワアワしましたが、クライマックスと相まって妙な緊張感を演出!無事最後まで観られてよかった…。

ニューヨークのバレエ団に所属するニナ(ナタリー・ポートマン)。「白鳥の湖」のプリマの座を得るも、白鳥と黒鳥という相反するキャラクターを演じるプレッシャーに悩まされることになる。そして過保護な母親の過剰な期待、自由奔放な新人ダンサーのリリー(ミラ・クニス)、引退を言い渡されるベテランプリマ(ウィノナ・ライダー)、舞台監督トム(ヴァンサン・カッセル)の間で徐々に精神を蝕まれて行く。監督は「レスラー」のダーレン・アノロフスキー。ナタリー・ポートマンはアカデミー賞主演女優賞受賞。

序盤にナタリー・ポートマンのバレエシーンを観た時は、バレエ観劇回数の少ないわたしからみても
「うわー固いなー。これは不安…。」
と思ってしまった。それもありダンスシーンは引きの絵が少ないのですが、見所はダンスではないですからねえ。逆に半年でよくやったよな…という印象の方が勝ちます。実際、立ち姿や身体はバレリーナそのものでビビりました!ダンサーではない彼女が主演を勤めるプレッシャーを考えると、この映画のストーリーとダブりまくって胃が痛くなります…。
何かを表現する立場にある人なら男女問わず経験するであろう
「自分のバックグラウンド&キャラクターにないものに対するコンプレックス」
がホラー仕立てで演出されていて非常に痛々しい。繊細なナタリー・ポートマンの容姿にバッチリはまってましたわー。どんなに偽装したところでその人の本質は隠しきれないという怖さ。そして某フィギュアスケート選手の件がよぎる指導という名の日常的なセクハラ。
クラシックバレエというカテゴリー自体、多くのバレエ団が同じ演目を上演するので比べられることが必然なわけで、でもそこが面白いという…なんて恐ろしい世界!
一緒に観た友人が「バレエオタクで白鳥の湖オタク」だったので、
「壮大な曲の中からどの部分をどこにもってくるかはバレエ団で違う」
などの豆知識を聞けました。やはりバレエに詳しいといろんな見方ができて何倍も楽しめるようです。

終盤ニナの母親のセリフ「役に殺されるわ!」という部分、少し「レスラー」を思い出しました。
「レスラー」は多くのファンの夢を背負ってしまうことで人生を見失った男の哀愁と覚悟の話なのでまた違うんですけど、演じるという部分は共通している気がします。
ニナは自分自身を見失って初めて闇に出会う。彼女は戻って来れたのだろうか。

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リリーを演じたミラ・クニス、That 70’s showでのアホアホチアリーダー役がキュートで大好きなのですが、この映画でもかわいかった!ジャスティン・ティンバーレイクとのラブコメ「お得な関係(Friends with Benefits)」も楽しみです!

最後に、楽屋に一瞬ZOYAのネイルカラーが映ってまーす。

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色はBelaだそうですよ!

>>ブラックスワンOfficial Site

Edited: 7月 30th, 2011

Super 8

Super 8:2011年 アメリカ
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体調不良や地デジ化対策という名の模様替え祭りでしばらく行けなかった映画ですが、久々に観てきました。
製作スティーヴン・スピルバーグ、監督J.J.エイブラムスのスーパー8。
公開前から設定が「80年代前後、未知との遭遇 +グーニーズ + ET」とか言われてて、実はET観た事ないんだけど(!!!)後の二つは大好きなもんで非常に気になっておりました。
ETは完全にタイミングを逃してしまって、意味なくここまで来てしまったという…。こういうの結構あるんですよねー。

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オハイオの郊外に住むジョーは、友人と8mm映画製作に夢中の14歳。夏休みに入りこっそり真夜中の撮影にでかけた彼らは、貨物列車の大事故を目撃。それは米軍が秘密裏にエリア51と呼ばれる施設から「あるもの」を輸送している列車であり、彼らはその事実をはからずも撮影してしまう。
街には軍が目撃者を捜索に現れ不穏な空気の中、徐々に不思議なことが起こりはじめ…。

途中まではかなり面白かったんですよねー。ジョーの友達のキャラもそれぞれすごくよくて、デブの監督気取りの子は「こういうのって自分を投影してたりするんだろうか」と思ったり、火薬マニアの子は「こういう子がきっと”怪しい伝説”(mythbuster)のアダムやジェイミーみたいな人になるんだわー」とか想像してワクワクできました!

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主人公のジョーとエル・ファニング演じる美少女アリスがちょっと複雑なお互いの家庭の事情から心を通わせていくところもよかった。最初のうちは…。
何が不満かというと、余りにもセンチメンタルが過剰すぎる!!! 特にラスト!やりすぎ!
ジョーが唐突にエイリアンと通じ合っちゃうとこも、まじでガッカリですわ。
でも子供達の行動力、とくにジョーがアリスを身体を張って助けに行こうとする部分は「ひゃー未来少年コナンみたいだー」と思って萌えたし、彼らの映画に対する愛情が伝わってくるシーンは好きでした。
途中からドライバーとして活躍する現像所のにーちゃんも悪くないんだけど、なんかいろいろ中途半端でもったいなかったな…。あとやっぱりラストが酷い…煽るような音楽もうるさいしさ!
でも似たような設定の「リトル・ランボーズ」は映画館出られないくらい号泣だったんですよね。どちらも「それぞれのハードな環境で映画製作というファンタジーにのめり込む事でサバイヴしていく」話だけど、あっちは家庭の事情と学校での立場の関係がすごく丁寧に描かれていて、ラストも納得出来ました。こっちはいろいろ雑な印象。

でも街から人がいなくなる避難シーンは確かに「未知との遭遇」みたいで鳥肌が立ちました。わたしがあの映画を好きな理由はいくつかあって、ロマンチックではあるけど余りセンチメンタルではないところと、たぶん子供の頃に観た刷り込み。スピルバーグの刷り込みでは他に「激突」もあります。完全にトラウマ。

それと最後に、給水タンクへの愛はしっかり受け止めましたよ!わたしも好きだー!
この本ももってます。給水タンクラバーにオススメ。
>> 屋上のとんがり帽子(たくさんのふしぎ)

>> SUPER 8 / スーパーエイト Official Site

Edited: 7月 20th, 2011

塔の上のラプンツェル

Tangled : 2010年 アメリカ
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地震後初の映画がこれ。しかし最寄りでは吹き替えオンリー。最近このパターン多過ぎて泣ける…。
だいたいこの映画観たいと思った理由のひとつがフリンの声やってるザッカリー・リーヴァイくんだったりするんで、マジ意味ねえ!
でも一年前に同じ原因で「プリンセスと魔法のキス」を見逃してしまったこと、時期的に「映画観れるだけいいよね…贅沢はいわない…」っていう精神状態だったこともあって吹き替え3Dを鑑賞しました。
でも吹き替えのクオリティが高かったからオッケー。ラプンツェルかわいかったわー。しょこたん上手でしたよ。

グリム童話由来のプリンセス・ストーリーbyディズニー。
ラプンツェルは森の中にそびえる塔の中ですくすくと成長していた。彼女は育ての親であるゴーテルにより18年前にさらわれたプリンセスなのだ。ゴーテルはラプンツェルの長い髪が持つ魔法をひとりじめするため塔に閉じ込めていたが、ある日逃亡中の泥棒フリン・ライダーにより塔が見つかって…。

妥協気分で観たのがちょっと申し訳なくなるくらいヨカッタ…!!! ストーリーが相当シンプルになってて若干ひっかかるし(ところどころ展開が唐突)、個人的に音楽がつまんない…orzっていうのもあったんですけど、それでも全然よかった!音楽に関しては完全に趣味の問題な気がします。
ラプンツェルの髪がほんとうに髪の毛にしか見えないのはすごかったなあ。ダム決壊シーンの水もリアル過ぎて怖かった…タイミング的に。
3Dもかなり効果的に使われていた気がします。山場のランタンを飛ばすシーンは本当にキレイでしたよ〜。

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ラプンツェルの夢は「毎年自分の誕生日に飛ばされる光の正体を知りたい」だったんだけど、そのランタンが飛ばされる中心で
「夢が叶ってしまったらこの後どうすればいいの?」
というシーンは「その気持ちわーかーるー!」とちょっと泣いてしまった。
わたし「歩けるようになったらイタリアGP行くんだ!」とずっと言っていて、2008年に実現。帰る日にガレリアのマックカフェでトッド・ラングレンの”A Dream Goes On Forever”聞いて号泣した思い出が…ううう。

ストーリーで「継承」に関してはあまり触れてないのだけど、ラプンツェルの髪に継承されてしまった魔法から開放するのが今際の際のフリンで、そのシーンはありきたりながらハッとする。ラプンツェルが魔法を所有すること、という呪いの所為で囚われの人生を送るっていうのはいろんなものに投影できるよね…。
昔みた「ラストエンペラー」でジョン・ローン演じる皇帝が自ら弁髪をザックリ切るシーンがほんとうに印象的で(そのシーンだけ何度も観てしまった)、その場面も「自立」や「開放」の象徴だった。
しかもラプンツェルの髪をざっくりいった後、ブロンドからブルネットになるんですよ。さらに、パブのシーンでマッチョな男達の趣味が乙女なラインナップだったのもかなりフェミ的描写でした。
だから、彼女を閉じ込めるゴーテルは「欲深く若さに執着する女」っていう感じで古い価値観や自分から立ち上がれない事の象徴だったのかなあ。やってることは最悪だけど悪役にしては地味なんですよ。でもそう考えると少し納得できる。
そして王子的役割のフリン。吹き替えもよかったとはいえ、「調子良くて口がうまくてほんとはいい奴」っていうセリフまわしがザッカリーくんハマるだろうね…って想像出来すぎて非常に無念でした!!! 冒頭のモノローグとかね…。もう絶対にDVDで補完するわ…。
後、ポスターにもいる白馬のマキシマスがキャラも顔も完全に銭形。登場シーンからしてただ者じゃない感が出てておかしいです。

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ザッカリーくんはこんな子です。CHUCKでキュートなギークをやってます。
最近シーズン1のDVDが出ました!楽しいのでよかったら是非!

>> 塔の上のラプンツェルOfficial Site
>> CHUCK / チャック ワーナーブラザースOfficial Site
>> スーパー!ドラマTV:CHUCK / チャック

Edited: 4月 24th, 2011

Happy Birthday RDJ !!!

ロバート・ダウニー・Jr.様、46歳のお誕生日おめでとうございます!

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画像はご存知HOT TOYSのMK4、ドーナツ付き!です。結局買ってしまいました…。いやあ、本当にすばらしい!
が、届いてから余裕なくて先日ようやく開封したばかり。今度改めて詳細を。
全身はこんな感じ。

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Edited: 4月 4th, 2011

ザ・タウン

The Town 2010年:アメリカ
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ボストンのチャールズタウンでは強盗が親から子へ受け継がれて行くファミリービジネスとして根付いていた。強盗団のリーダーでありつつも自分の人生を変えたいと願うダグ(ベン・アフレック)は、仲間と行きがかり上とった人質のクレア(レベッカ・ホール)によって一層その思いを強くしていく。
この街で生まれ育ったダグは仲間、街、過去から離れ生まれ変わることができるのか。ベン・アフレック主演、監督。

これを観た後はどうにも余韻が抜けなくて、考えすぎて具合悪くなった…。
そのくらいよかったんです。でもこの普遍的過ぎるテーマはわたしにとっての課題でもあり、非常に辛かった。
親から、親の代からの元締めから、幼なじみから、FBIから、そして街から、あそこまでしないと逃げられないのかっていう人いるだろうけど、それは外からの楽観的過ぎる発想だと思う。
「ここか、あの世か」
っていうセリフ通り、本当に彼らには心理的にその2択しかない。
FBIが容疑者として主人公ダグを含む4人の経歴を会議で読み上げるシーンがあって、もうこの時点で泣いてしまいました。
上空にジェット機がとぶ、静かな人質解放シーンがあまりに象徴的で忘れられない。
目隠しをしたクレアが裸足で海まで歩く。空にはジェット機、エンジン音が聞こえる。ダグが解放したクレアは囚われているダグ自身を解放する鍵になるのです。

地味な映画だとは思うんですが、映画館でみれて良かったなあと思えるタイプでした。
特に強盗シーンのタイトさがほんっとーに素晴しかった!そしてものすごくリアル。中盤の路地でのカーチェイスの追い詰められ感とスピード感もハンパない。
それと「晴れた日は誰かが死ぬ」
「神は助けてくれない〜俺はかみさんに助けられた」
等のさりげないセリフが後からジワジワきます。
それにジョン・ハムやジェレミー・レナー、ピート・ポスルスウェイト、レベッカ・ホール、ブレイク・ライブリー等のキャスティングがすばらしくハマってました。ジェレミー・レナー、「普通」のシーンが恐ろしいんだよね。これが遺作になってしまったピート・ポスルスウェイトのファーギーも、花屋で作業してるシーンが超怖い。
ベン・アフレックの初監督作、「ゴーン・ベイビー・ゴーン」はまだ観ていないのでちゃんと観ないとです。
しかし彼の顔ってほんとジェンソン・バトン(※F1ドライバーです)に通じる「男前なのにアホ顔」ですよねえ。

スーパードラマTVで放送しているCHUCKの先週の回で
「それは君のせいじゃない それはお父さんの罪だ」
っていう、当たり前といえば当たり前のセリフが心に響きました。

>> ザ・タウンOfficial Site

Edited: 3月 2nd, 2011

ソウル・キッチン

Soul Kitchen:2009年 ドイツ・フランス・イタリア合作
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地元の小さなシネコンが閉館し、そこに付属していたようなさらに小さな映画館がミニシアターとして再スタートした模様。単館系をがんばってかけてくれるようなので、応援もかねてソウル・キッチンを観てきました。

ドイツ、ハンブルグで大衆食堂を営む青年ジノス(アダム・ボウスドウコス)。ジャーナリストの恋人は仕事で上海へ、自分は腰を痛めてレストランは閉店の危機に、仮出所中の兄はトラブルを起こす…そんな人情コメディ。監督はファティ・アキン。

ハンブルグが移民の街というのはこれを観て初めて知った事実。主人公ジノスと兄はギリシャ系移民、ウェイトレスのルチアは不法滞在なのだ。そもそもハンブルグについては何の知識もなく、つばめグリルしか思いつかないしドイツ自体についてもよく知らないんだよなーと思った。で、少し調べたところ歴史も含めてなかなか興味深い街みたい。いつかルフトハンザで行ってみたいなあ。ちなみに大阪と姉妹都市。
ジノスは前半にヘルニアを煩うが、当然保険にも入っていないため病院へは行けない。終盤までずっと彼は歩くたびにフラフラしてるのです。これは本当に個人的な理由なのだけど、わたしは病状悪化するとジノスのようにフラフラになるので、辛くてストーリーを余り楽しめなかった…。
でも、冒頭に兄が仮出所してくるシーンから
「こ い つ や ら か す な」
と一発でわかったり、ジノスがいわゆる「あかんスパイラル」へ次々と落ちて行く様はかわいそうなんだけどやっぱりちょっとおかしい。そしてウェイトレスのルチアがすごく魅力的。
レストランで当たり前のようにリハーサルする友人のバンド、その一角にいつもいる家賃未払いの謎のじーさん、それが悪徳不動産屋の手により離ればなれになる所はすごく寂しかったな。
たかがレストランになんとなく集っている人間関係、だけど自然に集えることの幸せ。自分が年を取った時、船を作ってるじーさんみたいに受け入れてくれる場所や関係があったら素敵だなあと思いながら観ていました。きっとさすらいの料理人の彼もあの店にいつか戻ってくる気がする。

>> ソウル・キッチンOfficial Site

Edited: 2月 22nd, 2011

デュー・デート 出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断

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RDJ主演コメディ、全国公開!ご本人の近年のヒットとハングオーバー効果でしょうか。ありがたい(泣)
監督はハングオーバーのトッド・フィリップス、そしてRDJのツレはハングオーバーのデブ、ザック・ガリフィアナキス。やっと空で言えるようになった。ハイメ・アルグエルスアリ(※F1ドライバーです)なんて一発で覚えたのに興味薄いと覚えないという典型。

妻の出産が5日後に迫ったピーター(RDJ)は、出張先のアトランタから自宅のあるLAへ戻るため空港へ向かう。しかしイーサン(ザック・ガリフィアナキス)と荷物を取り違えたため機内でトラブル、財布も身分証明もないまま放り出されてしまう。仕方なくイーサンの借りたレンタカーでLAを目指すことに。

思ったより下品控えめでした。いや、普通に考えたらかなり下品かもしれない。でもハングオーバー見てるとやっぱりだいぶ押さえてる感が。そういう意味ではバカも控えめです。
ピーターとイーサンがいがみ合いながらも歩み寄って行くロードムービーなので、時々しみじみしたりも。ピーターが振り回され放題なのが気の毒なのと同時に、ちょっとだけイーサンの肩を持ちたくなる気もしてしまうんですよねえ。

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一番笑ったのはやっぱりジェイミー・フォックスがコーヒーを盛大に吹くシーン。見事なリアクション芸でした。車の中でピーターが
「お父さんは…なかなか悪くなかったよ 香りが芳醇でストロングだった(うろ覚え)」
ってアンタ味で慰めんのかよ!
でも「最後にコーヒーになる」ってコーヒー命のわたしには悪くない気がします。
コーヒー缶に遺灰って「ビッグ・リボウスキ」でもやってましたよね?わたしもいまからかわいいコーヒー缶を自分用に探しておこうかな。キャラバンやイノダとかいいかもしんない。紅茶好きの方にはマリアージュ・フレールはいかがでしょうか。

それとピーターがイライラを爆発させて身障者の職員にボコボコにされるシーン、ああいうのを見るたびにアメリカでの障がい者のフェアな立場を見せつけられていつもうらやましく思います(もちろんボコボコにするのが正しいという意味ではない)。日本だと差別だのなんだかんだ言われてまず無理ですよね。それは明らかに日常的にフェアじゃないからなんだよなあ。この件に関しては書き出すと長くなるので機会があれば改めて。
そしてRDJはふっつーのおじさんの役なのにやはり美しかった…あの輝きは隠しきれないのね。冒頭では「薬はやったことない」と彼に言わせたり、彼のバックグラウンドあってのセリフがずるい。
そういう意味ではトム・クルーズの「ナイト&デイ」もある意味同じはずなのにひたすら辛かったのはトムが苦手だからだよな…。

この映画でジョン・ヒューズ監督の「大災難P.T.A.」を思い出すという方は多いと思いますが、Twitterで山崎まどかさんがハーパー・ボーイズの2人について
「そういえばこの2人もジョン・ヒューズ組だった」
と書かれていて「!!!!!」となりました。なんで今まで気がつかなかったんだろう。
ハーパー・ボーイズはパラパラとしか見たことないんですよねー。劇中でイーサンが確か「セカンドシーズンが最高」っていってたし、ちゃんと頭から見てみたくなりました。

>> デュー・デートOfficial Site
>> ハーパー☆ボーイズ Two And A Half Men

Edited: 2月 12th, 2011

ソーシャル・ネットワーク

Social Network 2010年:アメリカ
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facebook創設者、マーク・ザッカーバーグのストーリーをフィクションを交えて映画化。
ハーバードに通うマークは彼女に振られた腹いせに全女性を敵に回すサイトを制作し処分されるが、それに目を付けた金持ち学生にサイト運営を持ちかけられる。そして一部アイデアをいただきfacebook立ち上げてしまうのだった。監督はデビッド・フィンチャー。

エリカに始まりエリカで終わる物語。
ITサービス開発シーンのスピード感、それに群がる人々、野望と失望、見えない本心。そういうものを通して異常なまでの隙のなさでみせる青春映画でした。
ラストにかかる”Baby, You’re a Rich Man”、ジャスティン・ティンバーレイク演じるショーンがマークに
「このビル、タワーリングインフェルノの舞台なんだよ」
と得意げに話したりと、つっこまれ待ち的なセリフも嫌みを感じないし全体はベタなのに下品にならない。
トレント・レズナーのさりげない音楽にも自然に飲込まれてしまう。何度かうわーと思った。
そしてジェシー・アイゼンバーグ!天才!いるよねーああいうやつ!いろいろ思い出して不愉快になるくらいリアルだったよ…orz

この手の映画で毎回思いを巡らせる「フラタニティ」だけど、ここでも重要なヒエラルキーとして描かれていました。子供の頃からハーバード一直線で、入学したら今度は天才だらけの中でサバイバル、そしてフラタニティの影響力に振り回されるなんてどんだけハードなんだよ…と思ってしまうヘタレです。
でも観賞後の流れで友人とストーリーやお互いのキャリアについて語っていて、
「ハーバード学長、かっこよかった!」
と盛り上がってしまいましたよ。双子を突き放して説教するシーンは地味に感動した。

最後に、女目線だとやっぱり冒頭のエリカのセリフは名言。
But you’re going to go through life thinking that girls don’t like you because you’re a tech geek. I want you to know, from the bottom of my heart, that won’t be true: It’ll be because you’re an asshole.

SN_erica_mark

自分の能力や財力を見せつけたところで、女からしてみたら一度興味を失った男なんてマジでどうでもいいんだわ。

>> ソーシャルネットワークOfficial Site

Edited: 2月 1st, 2011

グリーン・ホーネット

Green Hornet 2011年:アメリカ
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たまたまなんちゃってヒーローものの鑑賞が続きました。
ミシェル・ゴンドリーのアクション映画って不思議ですよね。なんだかんだゴンドリーの映画は”Block Party”以外観ているのであった。よくあるPVでファンに、というやつです。

新聞社の御曹司、ブリット・リード(セス・ローゲン)。父親に構ってもらえなかったトラウマから立派な馬鹿息子に成長した彼は、突然の父の死により会社を引き継ぐことになる。しかし彼と助手のカトー(ジェイ・チョウ)はLAにはびこる悪を退治する為に「グリーン・ホーネット」としての活動を開始するのであった。

キック・アスよりメリハリ無し!アイアンマンよりこじんまり!くだらねええええ!
でも好き。
痩せたとはいえまだコデブ感のあるセス・ローゲンと、美形には見えないのに妙にかっこいいジェイ・チョウが仲良くケンカしたりクリストフ・ヴァルツ演じる敵と戦ったりします、キャメロン・ディアスも出てくるよ、以上!なストーリー。でもたのしかったなー。
セス・ローゲンのおとなげなさとゴンドリーのDIY感がちゃんと合体していて、これぞ男児の夢なのでは?!という映像でした。わたし個人的にツボをちょこちょこ刺激されてしまったです。
まずカトーの登場シーンで彼が作ったオリジナルコーヒーマシーンがでてくるんですけど、もうこの時点で正直うっとりですよ…。うちにもカトーが欲しい!!!
その後も続くBlack Beautyの改造シーンや武器開発シーンにはホントわくわくしてしまう。車に装備されているのがレコードプレーヤーっていうのもゴンドリーっぽいですよねえ。

THE GREEN HORNET

音楽も良かったです。ちゃんと(ってのもへんだけど)劇中にWhite Stripesがかかったり、アクションシーンでVan Halenの”Feel Your Love Tonight”がかかったり。DLR在籍時のVan Halenが流れる映画を嫌いになんかなれないよ…。そういえばDLR在籍時のVan Halenは「ゾンビランド」でもかかっていた。
やっぱり「David Lee Roth在籍時」っていうのが超超超重要で、それが流れるだけで「公明正大なバカでーす」っていう空気が完成するマジックがあるんです。
「ハードロック・ハイジャック」の中で、行きがかり上ラジオ局をハイジャックすることになってしまったバンドが、敵を見分ける方法として
「Van Halenはデイヴとサミー・ヘイガーどっち派だ?」
「サミーかなー」
「お前警察だな!!!(正解)」
っていう名シーンがあるんですよ。あれは本当に感動したなー。
はっ。だいぶ話がそれちゃいましたが、要は映画でも人柄でも公明正大なバカが好きということです。
突っ込みづらい「繊細なぼく」や「思慮深さを装ったバカ」よりずっといい。

話がずれたついでに、The Bird & The Beeの”Diamond Dave”という曲。アダム・サンドラーのFunny Peopleでも流れるらしいんですが、デイヴにこう感じてる人は世界中にいるんだわーと胸が熱く、ちょっと切なく、そして笑ってしまいました。自分が書いたかと思った。

the bird and the bee – Diamond Dave

書き忘れる所だった、これ字幕3Dで鑑賞しました。でも3Dを効果的に感じたのはエンドロールくらいかなー。エンドロールのデザイン、いいです!

>> 長谷川町蔵の文章『グリーン・ホーネットの楽しみ方』
>> グリーン・ホーネット Official Site

Edited: 1月 29th, 2011

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