Super 8

Super 8:2011年 アメリカ
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体調不良や地デジ化対策という名の模様替え祭りでしばらく行けなかった映画ですが、久々に観てきました。
製作スティーヴン・スピルバーグ、監督J.J.エイブラムスのスーパー8。
公開前から設定が「80年代前後、未知との遭遇 +グーニーズ + ET」とか言われてて、実はET観た事ないんだけど(!!!)後の二つは大好きなもんで非常に気になっておりました。
ETは完全にタイミングを逃してしまって、意味なくここまで来てしまったという…。こういうの結構あるんですよねー。

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オハイオの郊外に住むジョーは、友人と8mm映画製作に夢中の14歳。夏休みに入りこっそり真夜中の撮影にでかけた彼らは、貨物列車の大事故を目撃。それは米軍が秘密裏にエリア51と呼ばれる施設から「あるもの」を輸送している列車であり、彼らはその事実をはからずも撮影してしまう。
街には軍が目撃者を捜索に現れ不穏な空気の中、徐々に不思議なことが起こりはじめ…。

途中まではかなり面白かったんですよねー。ジョーの友達のキャラもそれぞれすごくよくて、デブの監督気取りの子は「こういうのって自分を投影してたりするんだろうか」と思ったり、火薬マニアの子は「こういう子がきっと”怪しい伝説”(mythbuster)のアダムやジェイミーみたいな人になるんだわー」とか想像してワクワクできました!

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主人公のジョーとエル・ファニング演じる美少女アリスがちょっと複雑なお互いの家庭の事情から心を通わせていくところもよかった。最初のうちは…。
何が不満かというと、余りにもセンチメンタルが過剰すぎる!!! 特にラスト!やりすぎ!
ジョーが唐突にエイリアンと通じ合っちゃうとこも、まじでガッカリですわ。
でも子供達の行動力、とくにジョーがアリスを身体を張って助けに行こうとする部分は「ひゃー未来少年コナンみたいだー」と思って萌えたし、彼らの映画に対する愛情が伝わってくるシーンは好きでした。
途中からドライバーとして活躍する現像所のにーちゃんも悪くないんだけど、なんかいろいろ中途半端でもったいなかったな…。あとやっぱりラストが酷い…煽るような音楽もうるさいしさ!
でも似たような設定の「リトル・ランボーズ」は映画館出られないくらい号泣だったんですよね。どちらも「それぞれのハードな環境で映画製作というファンタジーにのめり込む事でサバイヴしていく」話だけど、あっちは家庭の事情と学校での立場の関係がすごく丁寧に描かれていて、ラストも納得出来ました。こっちはいろいろ雑な印象。

でも街から人がいなくなる避難シーンは確かに「未知との遭遇」みたいで鳥肌が立ちました。わたしがあの映画を好きな理由はいくつかあって、ロマンチックではあるけど余りセンチメンタルではないところと、たぶん子供の頃に観た刷り込み。スピルバーグの刷り込みでは他に「激突」もあります。完全にトラウマ。

それと最後に、給水タンクへの愛はしっかり受け止めましたよ!わたしも好きだー!
この本ももってます。給水タンクラバーにオススメ。
>> 屋上のとんがり帽子(たくさんのふしぎ)

>> SUPER 8 / スーパーエイト Official Site

Posted: 7月 20th, 2011 under 映画&ドラマ.
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